去る12月16日(日)高山市民文化会館において、県下各地から九百余名の会員が参集し、障がい者を取り巻く諸問題を審議するとともに、二項目の決議と大会宣言を採択し、盛会のうちに無事終了することができました。
これも偏に貴職をはじめとする、関係各位の多大なる御支援御協力の賜と深く感謝いたします。
決 議
1 子どもたちが『心のバリアフリー』を学ぶ機会を作られたい。
2 パーキングパーミット制度の理解促進に努められたい。
宣 言
本年明らかとなった障害者雇用の水増し問題については、本来、障害者雇用を率先して行うべき国や地方公共団体にあってはならない極めて由々しき問題である。
この問題については、当協会が加盟する日本身体障害者団体連合会がいち早く声明文を発表していますが、国及び地方公共団体は、法定雇用率を満たす努力に加え、障がいのある人一人ひとりが,その能力を最大限発揮して働くことができる環境整備や、雇用の継続や定着に向けた障害者特性に応じた雇用支援策等を通じ、一層の障害者雇用の促進に向けた取り組みを進めることを求める。
また、「障害者差別解消法」が施行され本年で3年目を迎えましたが、依然として障がい者差別解消支援センターへ相談が寄せられており、「岐阜県障害のある人もない人も共に生きる清流の国づくり条例」が目指す 『共生社会の実現』 に向け、今後とも障害のある人に対する理解を深め、障害を理由とする差別を解消するための取組及び障害のある人とない人との交流を促進するための取組を一層進める必要がある。
本日、岐阜県身体障害者福祉大会に集結する私たちは、このような社会的な状況も踏まえて、共生社会の実現を目指し、日本身体障害者団体連合会とも力を合わせ、この大会で決議された事項の早期実現に向け一致団結し行動することを誓い、ここに宣言する。
平成30年12月16日
第68回 岐阜県身体障害者福祉大会
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