令和8年度事業計画
基本方針
昭和23年(1948年)に設立された本会は、77年にわたる活動の歴史を踏まえ、障害者権利条約の理念及び障害者差別解消法の趣旨を基盤としつつ、少子高齢化の進展やデジタル化の加速など、今日の福祉環境の変化に的確に対応する。
とりわけ、会員の高齢化及び会員数の減少という喫緊の課題を克服するため、「財政基盤の強化及び協会のあり方検討委員会」における具体的行動を着実に推進するとともに、岐阜県身体障害者福祉協会として岐阜県及び関係機関、他の身体障害者団体との連携を一層強化する。
さらに、身体障害者にとどまらず、知的障害者及び精神障害者を含む三障がいの当事者団体との協働を推進し、相互理解と支え合いのもと、地域共生社会の実現と当事者主体による総合的な福祉の向上を力強く推進する。
実施事業
第1 組織強化及び福祉改善事業
1 会務の運営
(1) 理事会等
本会会務遂行のため、定款に基づき次の会議を開催する。
① 理事会 (時期:令和8年5月、6月、令和9年3月)
② 評議員会(時期:令和8年5月、令和9年3月)
(2) 正副会長会等
① 正副会長会
本会会務の遂行のため、正副会長会議を随時開催する。
② ブロック長会議等
ア ブロック長会議
各地域における活動の活性化、連絡調整及び情報収集を必要に応じ随時開催する。
イ 役員会議(各支部長・監事)
各支部から組織の現状と課題に対する具体的な対応案について意見交換を行い、組織の立て直しに向けた、実現可能な対応案について検討を行う。
・期 日 令和8年7月予定
・場 所 県福祉農業会館(岐阜市)
ウ 新任支部長会議
協会の役割に対する理解促進と連携強化に向けた意見交換を行う。
・期 日 令和8年7月予定
・場 所 県福祉農業会館(岐阜市)
(3) 常設委員会
① 福祉対策委員会
障がい者の福祉向上をめざし、組織と活動の充実・強化のための総合的及び専門的な研究討議を行う。
・期 日 令和8年7月予定
・場 所 県福祉農業会館(岐阜市)
② 表彰委員会
当協会の発掘及び障がい者福祉の向上に功績のあった者の表彰について協議する。
・時 期 令和8年11月予定
・場 所 県福祉農業会館(岐阜市)
③ 広報委員会
機関誌「希望」の編集、インターネットホームページの活用、広報・啓発チラシの編集のほか、当協会の活動や障がい者施策等に関する動向、制度の研究・解説等の情報提供を行う。
・時 期 年2回(3月、12月)
・場 所 県福祉農業会館(岐阜市)
(4) 特別委員会
本会会務の遂行のため諮問機関として、必要に応じ特別委員会を設け開催する。
① 財政基盤の強化及び協会のあり方検討委員会
財政基盤の安定化を図るほか、会員の減少及び高齢化等、協会の今後のあり方について、
検討を進める。
(5) 要望・陳情活動
身体障がい者福祉の向上を図るため、関係方面に対して岐阜県障害者
社会参加推進センターを通じて、要望活動を行う。
<要望先>
国 関係省庁、地元選出国会議員 11月予定
県 健康福祉部等 7月予定
(6) 地域活動の強化(自主事業)
未入会身体障がい者の入会勧誘及び賛助会員の勧誘・確保に努めると共に、本会の活動基盤であるブロック、支部及び分会組織の強化のため次の事業を実施する。
① 地域活動の支援
ア 支部総会開催の徹底と開催費助成
イ ブロック会議及びイベント開催費助成
ウ 支部総会時における職員出前サービスの実施
エ 各地区別福祉制度研修会の実施
オ 通販事業の実施
カ 書き損じはがき不用切手事業
② 事務局通信による福祉情報の提供
(7) 広報・啓発活動(自主事業)
本会会員に情報提供を行うため、機関誌の発行及びホームページの管理運営を行う。
① 「希望」の発行(年2回4月、1月)
② 「障がい者の福祉援護のしおり」の発行(年1回)
※障がい福祉は、身体障がいに限らず、知的・精神・発達など多様な障がいを含めた包括的な支援へと広がっているため、特定の種別に限定しない冊子であることを明確にするため「障がい者の福祉援護のしおり」へ名称を変更する。
③ ホームページの運用・管理
④ 公式LINEアカウントの運用・管理
(8) 福祉援護活動(自主・収益事業)
本会の自主財源の確保と会員サービスの向上を目的として、各種福祉援護活動を実施する。また、令和8年度から新たにコンビニ決済を導入し、手続き費の納入方法の多様化を図るとともに、利用者の利便性向上及び事務の効率化に努める。
① 駐車禁止除外指定車標章の交付進達事務
② 安全運転の啓発
交通安全講習会の開催
・期 日 令和8年9月27日(日)
・場 所 東濃自動車学校(中津川市)
③ ジパング倶楽部の入会事務
④ 福祉機器貸出事業(車いす・トーキングエイド・改造自動車等)
⑤ リフト付き福祉バス(清流クローバー号)活用事業
2 大会等の開催及び参加(自主事業)
(1) 第75回岐阜県身体障害者福祉大会の開催
県下の会員が参加する標記大会を開催し、本会の活動方針等を採択するとともに、優秀支部・役員・援護功労者・自立更生者の表彰を行う。
・期 日 令和8年12月6日(日)
・会 場 東美濃ふれあいセンター(中津川市)
(2) 第71回日本身体障害者福祉大会せんだい大会について
第71回日本身体障害者福祉大会本県代表者が参加し、国への要望事項等を決議する。
・時 期 令和8年6月17日(水)~18日(木)
・場 所 仙台サンプラザ(宮城県)
(3) 日本身体障害者団体連合会中部ブロック代表者会議の開催
中部6県1市の身体障害者団体の役員が参加し、中部ブロックとして取り組むべき課題について協議するとともに、国に対する障がい者施策についての要望活動を行う。
・時 期 令和8年7月及び10月頃
・場 所 オンライン会議(予定)
(4)日身連中部ブロック会への参加
中部ブロック身体障害者相談員研修会の開催内容等について協議する。また、中部ブロック各団体と各協会の体制・運営等について意見交換・情報収集を行う。
(5)中央会議への参加
日本身体障害者団体連合会が行う理事会、評議員会、各県代表者会議、各種研修会及び事務担当者会議などに本会から参加する。
・岡本会長 日身連理事
・安藤副会長 日身連評議員
第2 社会参加促進事業
1 ぎふ清流文化プラザ等芸術振興事業(県補助事業)
障がい者芸術作品の展示、コンサートイベント、県下5圏域で開催する芸術教室を通じて、障がい者の芸術文化活動の支援を行う。また、障がい者の芸術活動を支援するため設置されている「岐阜県障がい者芸術文化支援センター」とも連携を図っていく。
(1) 障がい者ふれあい福祉フェアの開催
障がい者の作品及び福祉用品等の展示並びに製作品の即売を行う。
・期 日 令和8年9月4日(金)~6日(日)
・会 場 マーサ21(岐阜市)
(2) 「ふれあいハートフルステージ」の開催
・期 日 令和8年12月13日(日)
・場 所 ぎふ清流文化プラザ(岐阜市)
(3) 芸術教室の開催
・県下5圏域、各圏域2回
(4) 障がい者アートバンク事業
・貸出料金、期間の改定を検討する。
・OKB現金封筒広報事業とのコラボを進める。
(5) インターネット上での障がい者と支援者の交流
2 障害者社会参加推進センター事業(県委託事業)
障がい者の社会参加と障がい者施策の推進に向けて、加盟団体と連携を図り、各種事業に取り組む。
(1) 社会参加推進協議会の開催
(2) 各障がい別課題の専門性に対応するために部会の開催
(3) 市町村障がい者社会促進事業に対する協力
(4) センター加盟団体事業に対する支援
(5) 社会参加推進事業に必要な情報の収集・提供
(6) 中央センターとの連絡調整
(7) 県との意見交換会
(8) 岐阜県選出国会議員との意見交換会
(9) 岐阜圏域障害者自立支援推進会議に参加
3 障がい者活躍支援事業(県補助事業)
岐阜県障害者社会参加推進センターに加盟する各団体が、会員の減少や若年層の非加入、資金調達力の不足など同様の課題を抱えているにも関わらず、各団体間で施策間連携が図られていない。また、各団体が若者にとって魅力的と感じられるような支援策を十分に提供できていない。
(1) 障害者社会参加推進センター間連携強化事業
障害者社会参加推進センターに加盟する団体間の連携を強化するとともに、各団体の共通課題である「若年層の取り組み」を強化するため、
インターネット等を活用した情報発信の強化を図る。
① 各団体が情報発信力を強化するためのSNS活用・動画配信講座の開催
② 各団体が団体運営資金を収集するためのクラウドファンディング講座 開催
③ 障害者週間(12/3~12/9)に合わせた広告出稿
④ 各団体が共通して課題と認識しているテーマのセミナーの開催
(2) 若年障がい者所得向上支援事業
障がい者が自ら持つ能力に気づき、それを発揮することで、親亡き後も自立し、生涯にわたって活躍できるよう、若年層の障がい者を対象に、能力の発掘及び活用を支援し、所得向上につながる取組を実施する。
① 仕事、学業に役立てるための、生成AI活用講座、ITデジタル講座の開催
② 障がい福祉サービスに頼らない所得向上のための、起業セミナー等の開催
4 福祉メディアステーション事業(県補助事業)
障がい者が自らIT(情報技術)を活用して自己実現及び社会参加を図ることを支援するとともに、重度障がい者に対する在宅サポート事業を実施する。
(1) 事業検討活動
① 会議の開催
ア 運営協議会の開催
イ 運営会議の開催
② 視察・交流
交流や視察による新しい機器やシステムの情報収集を実施し、福祉メディアステーションの今後の活動に資するとともに、関係機関との連携の強化を図る。
(2) 事業活動
① 福祉メディアプラザ事業
障がい者に対し、情報の活用やアクセシビリティ(どんな人でも同じように使える)機器利用のための支援や啓発を行うとともに、在宅障がい者への派遣事業を実施する。
ア 広報・啓発
イ 相談・指導
(ア) 障がい者に対するパソコン指導や講習会の実施
ウ 在宅障がい者支援
(ア) ITホームティーチャー派遣事業の実施
(イ) パソコンボランティア育成・派遣事業の実施
(ウ) 障がい者のICT機器活用の促進事業
障がい者のICT機器の活用を促すため、ICT機器の展示や体験会等を実施するとともに、
ICT機器の操作支援を行う。各種事業に対するICT機器を活用した支援等
② 福祉メディア実習室事業(パソコン研修)
障がい者の情報リテラシー(膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、活用する能力)の向上と人材育成のための研修を実施する。
③ バーチャルメディア工房事業(就労支援事業)
就労を目指す障がい者を募集し、指導員を配置し、就労に必要な技術研修や就労実務指導を行うことによって、就労の可能性の拡大を図るとともに、そのための相談や啓発活動を行う。なお、引き続き「特定非営利活動法人バーチャルメディア工房ぎふ」(大垣市)に委託して実施する。
④ 飛騨ブランチ運営事業
飛騨地区の障がい者のIT(情報技術)活用を支援する事業を実施するほか、ITホームティーチャー派遣事業など本部で行う事業のサテライト業務を行う。なお、引き続き「スクラム企画」(高山市)に委託して実施する。
第3 青壮年部事業(自主事業)
当協会の次代を担う青壮年層の育成と活性化のため、次の事業を行う。
1 第58回岐阜県身体障害者青壮年部大会の開催
・期 日 令和8年6月28日(日)
・会 場 加茂郡坂祝町:サンライフさかほぎ
2 委員会の開催
(1)第1回委員会
・期 日 令和8年5月10日(日)(予定)
・場 所 岐阜県福祉農業会館(岐阜市)
(2)第2回委員会
・期 日 令和8年6月14日(日)(予定)
・場 所 岐阜県福祉農業会館(岐阜市)
(3)第3回委員会
・期 日 令和8年11月29日(日)(予定)
・場 所 岐阜県福祉農業会館(岐阜市)
第4 岐阜県身体障害者婦人の会事業(自主事業)
会員相互の修養と親睦を図り、福祉の向上と県及び地区身体障害者福祉協会の発展に協力するため、新規会員の拡充とともに、次の事業を行う。
1 大会の開催
県身体障害者福祉協会と共催にて第75回岐阜県身体障害者福祉大会を開催する。
2 会議の開催
(1) 正副会長会・ブロック長会議
・時 期 令和8年11月
・会 場 岐阜県福祉農業会館(岐阜市)
(2)委員会
・時 期 令和8年5月
・会 場 岐阜県福祉農業会館(岐阜市)
(3)表彰委員会
・時 期 令和8年11月
・会 場 岐阜県福祉農業会館(岐阜市)
3 各支部における総会の開催
第5 岐阜県身体障害者相談員連絡協議会事業(県補助事業)
県下各地で活動する身体障害者相談員を統括する団体として、市町村及び福祉事務所等関係機関と緊密な連携をとりながら、身体障がい者自らによる相談活動における中心的役割を果たしていく。
1 委員会の開催
2 第66回岐阜県身体障害者相談員研究大会の開催
・期 日 令和8年8月8日(土)
・会 場 山県市:山県市文化の里 花咲きホール
3 相談活動日誌の作成・配布
4 中部ブロック身体障害者相談員研修会への参加
中部6県1市の身体障害者相談員の資質向上のため開催する相談員研修会へ相談員連絡協議会から地域の代表相談員を参加させる。
・期 日 令和8年11月4日(水)
・開催地 石川県:ホテル金沢
5 障害者相談員等ブロック研修会の開催
岐阜県障害者社会参加推進センターと共催で身体・知的障害者相談員及び行政担当者の参加も得て、障がい者を取り巻く喫緊の課題等について学ぶブロック研修会を開催する。
・時 期 令和9年1月~3月予定
・場 所 県下5圏域
6 障がい者見守り相談
地域で生活する障がいのある方が孤立することなく安心して暮らせるよう、定期的な見守り及び相談支援を実施する。近年、単身世帯の増加や地域とのつながりの希薄化に加え、悪質商法や特殊詐欺等による消費者被害も課題となっていることから、電話・訪問等による見守りを行い、生活上の困りごと、福祉制度の利用、消費者トラブル等の相談に対応する。必要に応じて関係機関と連携し、早期対応と被害防止を図り、安心して暮らせる地域づくりを推進する。
7 各地域での相談会への協力(自主事業)
各地域で行う相談会に対し、依頼があれば職員を派遣して各種相談会を実施し、地域の身体相談員と協力して活動の場を広げるとともに、理解促進を図る。
第6 収益事業
障がい者福祉の啓発及び本会の安定的な運営に資するため、次の事業を実施し、財源確保に努める。
1 売店事業
(1) OKBふれあい会館内売店
(2) ソフトピアジャパン内売店
2 自動販売機設置事業(飲料水・パン・お菓子等)
(1) OKBふれあい会館
(2) 福祉・農業会館内
(3) ソフトピアジャパン
(4) 岐阜県立看護大学、岐阜高校、岐阜北高校等
(5) 岐阜メモリアルセンター
計 71台(うち24台は売店売上に計上)





